新規就農者

西宇和のかんきつに夢中 愛媛県伊方町の元地域おこし協力隊・門田さん(42)

地域になじみ就農、奮闘

 伊方町の元地域おこし協力隊で、4月に同町中之浜で就農した名古屋市出身の門田美妃さん(42)は、2022年に夫の尊光さん(44)と出会い、本格的にかんきつ農業をスタートさせた。農業の魅力を発信し、盛り上げようと奮闘している。

 温州ミカンや伊予カン、「甘平」などの中晩かん合わせて約2・5ヘクタールを栽培している。

 元々農業に興味があった門田さんは、出身の愛知県で介護福祉士として勤めながら、福祉施設が運営する野菜畑で週の半分を農業にいそしんでいた。

 その後は沖縄県などで季節労働者として農作業を手伝い、19年から2年間、JAにしうわの伊方共選で選果作業を経験。かんきつの交配に関心が芽生える中、伊方町の人たちの人柄にも引かれて移住した。

 地域おこし協力隊として約1年10カ月活動し、さまざまな農家の元に出向いて、かんきつ農業の基本的な技術を学んだ。地域の人たちからかんきつの加工技術を学んだり、地域のイベントに参加したりと、農業以外のことにも取り組んだ。

 就農した現在も「一次産業女子ネットワーク・さくらひめ」の「∞農Harvest(はちのうはーべすと)」に所属し、交流サイト(SNS)での魅力発信や加工品の製造・販売などの取り組みに関わる。

 門田さんは「自然の恵みがぎゅっと詰まった西宇和のかんきつを多くの人に味わってもらいたい」と話す。夫妻は今後、今の園地でかんきつの品質を高めていくことを目標に掲げ、協力して取り組んでいく。

 

門田さんが活動していた「地域おこし協力隊」のウェブサイトはこちら