新規就農者

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ハウスミカン初収穫 市のスクールで研修 大分県佐伯市の曽我部勇太さん(35)

5年間の準備 うれしい実り

 大分県佐伯市の新規就農者・曽我部勇太さん(35)は、5年間の準備期間を経て、ハウスミカンの初収穫を迎えた。曽我部さんは「木を作るのに時間がかかった。木が私の子どもと同じ年。愛着があるし初めて実をつけたのでうれしい。苦労したが今は楽しい」と話す。

 整備されたハウスでは、色づいたミカンがたわわに実る。曽我部さんは2018年、市ファーマーズスクールに入校。2年の研修を終え21年、JAおおいたのハウスみかんリース団地に入植して栽培を開始した。

 当初、土壌改良が必要だったため、関係機関からなる「ハウスみかん就農支援プロジェクトチーム」を中心に指導・支援してきた。2年の育苗後、22年に加温を始めた。

 かんきつ農家になるためには、未収益期間や技術習得の難しさがハードルとなり、全国的に担い手が少ない。一方で堅調な国産果実の需要があり、売り手市場となっている。

 市では21年、4組5人が新たにハウスミカン農家として営農を開始。米水津地区で6棟・60アール、蒲江地区で2棟・20アールで栽培している。

 

▼「佐伯市ファーマーズスクール」を含む就農希望者向けの情報を集めた佐伯市のウェブサイトはこちら

https://www.city.saiki.oita.jp/list00556.html