新規就農者

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収量増へ工夫重ねて 高知県津野町でミョウガなど栽培 齋藤浩介さん

 高知県津野町桑ケ市でミョウガを栽培する齋藤浩介さん(49)は、高知市内でアミューズメント関係の仕事をしていたが、両親が高齢となるにつれ近くで生活したいと思い、自然豊かな津野町ならではの職に就きたいと考えていた。家族に農業経験者はいなかったが近所でミョウガが栽培されていたことから「この地域でミョウガ栽培のノウハウがあるなら自分でも取り組めるのでは」と就農を決意した。四万十町の高知県立農業担い手育成センターやミョウガ篤農家の下で研修を受け、離農する農家からハウスを借り2022年に就農した。

 

 主に妻と2人で作業。耕地面積8・55アールでミョウガのハウス栽培を行っている。

 

 山間部のため農業用水は山から引き、濁りや詰まりがないか小まめに見回り栽培環境を整えている。学んできた農法を堅実に実施するだけではなく、作付けに自分なりのアレンジを加えたこともある。「結果的には、そこの部分だけあまり生えてこなかった」と笑って話す齋藤さん。研究と工夫に余念がなく、失敗してもくじけない性格も相まって、就農初年度から地域の平均を大きく超える収量を得ることができた。「植え方一つとってもさまざまな結果や気付きがある」と話し、先人が培ってきた農法でも、それ以外にも自分で試してみてから納得したいとチャレンジを続けている。

 

 今後は、現在のハウス面積で収量をもっと伸ばしたい考え。省力化のためのハウス管理の自動化も視野に入れている。

 

ひとこと

 農業は自分のペースでできる魅力があることを多くの人に知ってもらい、農業を志す仲間を増やしていきたい。