就農を知る

作物ごとの違い

コメ

 日本人の主食であるコメを栽培することが稲作となります。一般的には、春先から秋頃までの農作業期間で、苗づくりや水田の管理など、季節や天候に合わせた細やかなケアが重要です。
 稲作のみで収益を上げたい場合、10ヘクタール以上の面積が必要だと言われており、近年では収益を拡大させるため100ヘクタール(東京ドーム21個分)以上で稲作を営む経営者もいます。規模拡大、低コスト化、省力化のため、苗を育てて田植えを行うほかに、水田に直接種子を蒔く「直播」で生産する方法もとっている経営者もいます。
 新規就農者がこのような大きな農地を確保することは難しく、収益をあげるためには野菜作などを含めた複合経営に取り組むことが必要となります。