目的と活動内容

【目的】

社労士ネットは、農業法人等における雇用の改善を進め、農業経営の健全な発展と従業員の働く意欲の向上に努めることを目的としています。
設立趣意書 (PDF形式)

【社労士ネットの設立の背景】

農業では、これまで家族経営が中心だったため、労務管理の必要はありませんでした。また、労働時間などの規制が労働基準法の適用の外におかれ、労働(労災・雇用)保険や社会(健康・厚生年金)保険への加入要件が他の産業と異なっているなど、労働法規においても特殊な状況にあります。
 全国農業会議所で平成22年に農業法人などへ実施したアンケートで、公的保険への加入状況を聞いたところ、労災保険が75%、雇用保険が73%、健康保険が49%、厚生年金保険が47%となり、多くの経営体で加入がなされていない実態が明らかになりました。その他、就業規則の制定率が51%、定期昇給制度が25%、退職金制度が20%と、多くの農業法人などで従業員にとって不安定な雇用環境となっています。
 農業経営のさらなる発展のためには、従業員の質と量を上げることが不可欠です。そのためには、長期にわたり従業員を雇用できる環境を整えることが非常に大切になります。
 農業経営での雇用環境の整備を図るため、社会保険労務士の全国的なネットワークに組織により、雇用分野での相談対応体制を構築し、農業での適切な雇用改善を推進します。

【社労士ネットの会員】

社労士ネットは、次のいずれかに該当する者を会員としています。
(1)第1号会員: 社会保険労務士
(2)第2号会員:学識経験者
(3)第3号会員:関係機関

【会員の資格】

社労士ネットの会員資格は、次の通りとします。
(1)第1号会員(以下①、②の要件をともに満たす者)
①全国農業会議所および都道府県農業会議より推薦のあった者
②農業について、理解と知識のある者または今後、理解と知識を深めていく意欲のある者
(2)第2号会員
農業について、高い識見を有し、農業経営の向上に努める意欲のある者
(3)第3号会員
農業経営および農業界の発展・向上に努める団体

【社労士ネットの活動】

(1)雇用改善の普及啓発活動
(2)農業法人などへの雇用・労務管理の改善に向けた相談活動
(3)労働保険(労災保険、雇用保険)、社会保険(健康保険、厚生年金保険)への加入促進に関する運動
(4)会員間の情報共有と意見交換活動
(5)関係行政機関に対する協力および連絡活動
(6)その他、社労士ネットにて承認された活動